研究内容

日常生活でおこる様々な出来事や刺激は,私たちの生活の質や健康に大きな影響を与えます。特に,気候や住環境の変化,および社会生活上の問題(人間関係や通勤通学)に起因するストレスが,私たちの自律神経機能(血圧,心臓,呼吸,交感神経活動など)の調節,記憶や学習機能にどのような影響を与え,これらの生体機能の変容がどのような脳内メカニズムによって引き起こされるのかについて研究しています。さらに,ストレスの反応と病気や健康とどのような関連があるのかについても検証しています。また,最近は自律神経と免疫機能の関連にも着目し,日常のストレスがアレルギーやアナフィラキシー反応に与える影響と自律神経の関連についての研究も開始しました。さらに,自律神経に関する新しい測定法や生理学の新しい教材開発も行う予定です。

研究内容

実験は,生体の様々な機能に関して実験動物(ラット)を用いる研究テーマと被験者を用いた自律神経機能と新しい測定法や教材を開発する研究を行っています。

実験動物を用いた研究(「東洋大学動物実験等の実施に関する規定」と「日本生理学会動物実験指針」に従って適正に実施しています。)

・ 社会的ストレスが引き起こす自律神経応答の脳内ネットワークに関する研究

・ストレスが引き起こす自律神経応答と脳内神経伝達物質や神経ペプチドに関する研究

・ ストレスが記憶や学習機能に与える影響と記憶中枢に関する研究

・ 恐怖ストレスが引き起こす循環反応と脳内ネットワークに関する研究

・ 恐怖刺激が記憶や学習機能に与える影響と記憶中枢に関する研究

・ 経絡(ツボ)刺激時の自律神経応答の脳内ネットワークに関する研究

・ ストレスが免疫機能に与える影響に関する研究

動物を使わない研究

・ テーピングが生理的,心理ストレス時の自律神経機能に与える影響に関する研究

・ 医療系学生のための血圧形成のしくみを理解する新教材の開発

・ 交感神経活動の非侵襲測定法の開発